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改めて自分の人生を振り返ってみると、やり直しも後戻りも出来ない人一人分の半生が一端のボリュームで存在している。酒でも飲みながら出来る面白可笑しい話は腐るほどある。しかし、自分の半生をこれこれこうで御座いましたと、偉そうに人様に申し上げられる資格が自分には無い事が分かった。情けない事である。しっかり修行をしなければならない時期に、修行のなんたるかも分からず、また、分もわきまえずに好き勝手をやっていた。
人との出会いや縁を大切にする。人には誠意を持って接し親切にする。自分の運命や宿命というものに真摯に向き合いながらも、自分を理解してくれる人に見込まれたら身命を賭してベストを尽くす。仕事は一生懸命やる…。そんな当たり前にも思える事を仮にも武道人である私がやってこれなかった。多くの方々のご厚情や期待も幾つ無にしてきたかも分からない。ただ、後どれだけ続くかは分からないが、後半の人生を実り多きものとし、出来れば少しでも社会に役立てていくため、一度これまで大道塾で学ばせていただいた事を振り返り書き留めておこうと思う。また、自分がこれまで一塾生として見てきた風景や想いを伝える事は、当時を知る人間の役目の一つではないかと思っている。
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